SwitchBotプラグミニの使い方: 活用例と使えない家電

SwitchBot(スイッチボット)プラグミニでできることを公式サポートの情報で整理。ハブ不要の遠隔操作、ネットが切れても動くスケジュール、消費電力の測定、開閉センサーとの連携、過負荷保護とつないではいけない家電まで解説します。

SwitchBotプラグミニの使い方: 活用例と使えない家電

本記事はプロモーションを含みます。

はじめに: スマートプラグで何ができるのか

「照明を消し忘れて出かけてしまう」 「スマートプラグが気になるけど、何に使えばいいのか分からない」

結論から書きます。SwitchBot プラグミニは、コンセントと家電の間に挟んで、家電の電源をスマホ・声・時刻で入れたり切ったりする機器です。ハブが無くても Wi-Fi で外から操作でき、つないだ家電の消費電力も測れます。向いているのは、電源を入れればそのまま動く照明やテレビのような家電です。暖房器具やエアコンにはつなぎません。

コンセントと家電の間にプラグミニを挟むと、スマホ・声・スケジュールで電源を入れたり切ったりでき、消費電力も測れる

この記事は、SwitchBot 公式ストアの商品説明と公式サポートの記事 (プラグシリーズの比較表 など) をもとに、できることと使い方の注意を整理します。

プラグミニでできること

ハブ無しで外出先から操作する

プラグミニはWi-Fiで直接クラウドにつながるのでハブ無しで外から操作できる。Bluetoothのボットはハブを経由する

プラグミニは本体に Wi-Fi と Bluetooth の両方を持っています。公式ストアの商品説明にあるとおり、ハブが無くても外出先から照明のオン・オフができます。ボットやカーテンのような Bluetooth だけの機器は、外から操作するのにハブが要ります (SwitchBotハブの選び方)。プラグミニにはこの制約がありません。

声での操作は、Amazon Alexa・Google アシスタント・Siri ショートカット・IFTTT・SmartThings に対応しています。

スケジュールはネットが切れても動く

スケジュールはプラグミニ本体に記録されるので、ルーターが止まっていても決めた時刻に電源が切り替わる。登録は最大5件

アプリの「スケジュール」で、「7 時にテレビをオン」「23 時にベッドサイドランプをオフ」のように時刻で電源を切り替えられます。公式サポートによると、スケジュールは最大 5 件で、プラグミニ本体に記録されるため、ネットにつながっていなくても動きます。

遅延実行で「○分後に切る」

遅延実行でカウントダウンを始めると、オンのプラグミニは時間が来たらオフになる。設定は1回だけで繰り返しはできない

時刻ではなく「今から 30 分後に切る」ような使い方は、操作画面の「遅延実行」です。オンのときに始めるとオフまでの、オフのときに始めるとオンまでのカウントダウンになります。公式サポートによると、遅延実行は 1 回だけの設定で、繰り返しはできません。毎日の決まった時刻なら、前の節のスケジュールを使います。

消費電力を測る

電力・電流・電圧は5秒ごと、消費電力量(kWh)は30分ごとに更新され、過去の消費電力量はCSVで書き出せる

アプリでプラグミニをタップすると、つないだ家電の電力・電流・電圧と、消費電力量 (kWh) が見られます。更新の間隔は値によって違います。

過去の消費電力量は「過去消費量」の画面から CSV で書き出せます (公式サポート)。プラグミニ自身も 1-2W を使いますが、この分は表示に含まれません (公式サポート)。

「つけっぱなしのテレビが 1 日にどれだけ使っているか」を測ってから、スケジュールで切る時間を決める、という順で使えます。

活用例

家を出たら家電をまとめて切る (開閉センサー)

玄関の開閉センサーが外出を検知すると、シーンでプラグミニにつないだ照明とテレビをまとめてオフにする

公式ストアの商品説明には、開閉センサーと組み合わせて、家を出たときに家電を一斉にオフにする使い方が挙げられています。開閉センサーは人感センサーも持っていて、外出と帰宅を見分けられます。

開閉センサーは Bluetooth の機器なので、シーンで他の機器と連携させるにはハブが要ります。ハブが無くても、アプリ 9.11 以降の「ローカル連携」で、開閉センサーからプラグミニを直接動かせます。ただしローカル連携は 2 件までです (公式サポート)。

玄関のドアに貼るなら、この開閉センサーです。

電力を条件にして電源を切る

プラグミニの電力をシーンの条件にし、つないだ家電の電力が設定した値を下回ったらプラグミニをオフにする

プラグシリーズの比較表によると、プラグミニは「電力」をシーンの条件にできます。商品説明でも、電力を条件にして家電の電源を切り、省エネに使う例が挙がっています。

たとえば、使い終わると消費電力が下がる機器なら、「電力が設定した値を下回ったらオフ」のシーンで、待機中の電源を自動で切れます。設定する値は、前の節の消費電力の画面で、使用中と待機中の電力を見てから決めます。

NFCタグにタッチして切り替える

SwitchBot のタグ (NFC タグ) は、プラグミニのオン・オフ・トグルに対応しています (タグの対応デバイスリスト)。ベッドの近くにタグを貼り、スマホをかざしてランプを切り替える、といった使い方ができます。

タグの書き込み方と、Android の Tasker から API を呼んで複数の機器をまとめて動かす方法は、SwitchBotをNFCタグで操作する方法で解説しています。

つないではいけない家電と過負荷保護

過負荷保護で電源が切れる条件

1300W未満は通常どおり、1300W以上は90分、1400W以上は60分の連続使用で自動オフ、1500W以上はすぐオフ。戻すには本体のボタンを押す

プラグミニの定格は 15A・1500W です。公式サポートによると、つないだ家電の電力 P に応じて、次のように自動で電源が切れます。

電力動作
1300W 未満通常どおり動く
1300W 以上 1400W 未満90 分の連続使用で自動オフ
1400W 以上 1500W 未満60 分の連続使用で自動オフ
1500W 以上すぐに自動オフ

過負荷で切れた後は、アプリからオンにできません。家電と周りを確かめてから、本体の電源ボタンを手で押して戻します (公式サポート)。外出先から操作するつもりの家電で過負荷が起きると、帰宅するまで戻せません。

つながない家電

照明やテレビはつないでよいが、電気ストーブなどの暖房器具、生命維持装置、エアコンはつながない

公式サポートの安全上の注意では、次のものをつながないよう案内しています。

  • 暖房器具、電気ストーブ・電熱器のように、人がいないところで動くと火災ややけどの危険がある機器
  • 生命維持装置
  • 突然動き出すとけがの危険がある機器
  • 通信が切れて遠隔操作できなくなったときに、安全な状態を保てない機器

エアコンも、過負荷保護が起きやすいのでつながないよう案内されています。エアコンを外から操作したいなら、ハブから赤外線で操作します (SwitchBotハブの選び方)。

買う前に確かめること

プラグミニは片方の刃が幅広いプラグなのでN極対応のコンセントに挿す。Wi-Fiは2.4GHzだけに対応する
  • コンセントの形: プラグミニの差込口は、片方の刃が幅広い N 極型です。公式ストアは、N 極対応のコンセントか、N 極対応の延長コードと一緒に使うよう案内しています
  • Wi-Fi: 2.4GHz 帯だけに対応します (セットアップ方法)。ルーターが 2.4GHz を出しているか確かめます
  • iPhone のホームアプリで使う場合: プラグミニは、ハブ2・ハブミニ(Matter対応)・ハブ3 などの Matter 対応機器を通すと、Apple ホームでオン・オフできます (公式サポート)

照明とテレビのように 2 か所で使うなら、2 個入りが選べます。

APIから操作する

SwitchBot APIのdevicesのcommandsにturnOnを送るとプラグミニがオンになる。turnOffとtoggleも使える

自分でスクリプトを書いて操作したいなら、SwitchBot API が使えます。Plug Mini (JP) のドキュメントによると、使えるコマンドは turnOn / turnOff / toggle の 3 つです。

POST https://api.switch-bot.com/v1.1/devices/<deviceId>/commands

{"command": "turnOn", "parameter": "default", "commandType": "command"}

状態を取る API では、電圧 (voltage)・電流 (electricCurrent、mA)・その日に使った時間 (electricityOfDay、分) が返ります。トークンの取り方は NFCタグの記事の手順1 と同じです。API の呼び出しは 1 日 10,000 回までです (SwitchBot API のドキュメント)。

まとめ

  • プラグミニは Wi-Fi で直接つながるので、ハブ無しで外から操作できる
  • スケジュールは本体に記録され、ネットが切れても動く (最大 5 件)。1 回だけなら遅延実行
  • 電力・電流・電圧は 5 秒ごと、消費電力量は 30 分ごとに更新され、CSV で書き出せる
  • 開閉センサーや電力の条件と組み合わせると、家電の切り忘れを自動で防げる
  • 1500W を超える家電、暖房器具、エアコンはつながない。過負荷で切れたら本体のボタンで戻す

外から照明を操作できるようになったら、NFCタグでSwitchBotを操作する方法で、タッチひとつで部屋の照明をまとめて切り替える仕組みも作れます。